「あっ、日向ちゃーん!おはよ」



「おはよう」





月曜日。優希と遊んだ日から1日が経った。
最近、時が経つのがすごく早い。




「ね、ウサギどーした??」



「あーっ、ぬいぐるみ?」



「うん」



「あれなら部屋に置いてあるけど・・・」



「良かった」



「へ?」



「いらないから捨てられてるかと一瞬思っちゃって。」



「そんなわけないでしょ?

優希が一生懸命クレーンゲームでゲットしたやつなんだから、そんな簡単に捨てるわけないじゃん!」



「やっぱ、日向ちゃん好きっ!」



「わっ!!!!!」





いつものように私の体に飛びついてきた優希。
学校だから少しじゃないくらいに怖い。


周りからすごい視線浴びてるし、やだなぁ。





「優希、離れて」



「えーっ」



「学校だよ」



「いーじゃん。」



「流石に・・・」






優希は、ほっぺたを膨らませて席に戻っていった。





一度はシーンと静まり返った教室もまた元のざわつき戻った。




「日向ちゃん、優希くんと付き合ってるの??」



突然後ろから聞こえた声の主は つばさちゃんだった。



「あ、つばさちゃんおはよ」



「おはよー」



「付き合ってなんかないよ?ただの友達!」



「でも、さっき・・・」



「あれは優希の挨拶がわりみたいなもんでしょ?」



「そ、そうなの!??」



「た、多分」





そんなに驚かれるとこっちまで不安になってくる。






「あっ、今日の放課後あいてる??」



「私はあいてるけど・・・」



「あのね、駅前に新しいワッフル屋さんができたんだ!!日向ちゃん一緒に行かない??」



「い、行く!!」



「やったね!!決まり〜!」