優「俺は?」



…優哉君は……?




わからない。


優哉君がどんな人なのか


優しいのか冷たいのか


意地悪なのか






好きなのか






嫌いなのか





わからない…




私「こ、これかな」


全体は濃い青一色に染まり
底に透明で小さい気泡がある丸く背が低いグラス


優「フッ(笑)俺は澄んでないか」



私「いやっそういう意味じゃ」


やっぱり京輔君の色違いにするべきだったかな


優「ガラスならこんな綺麗なのにな…」


ガラスを前にしんみりとしてる私たちを
お店の人は遠くから不思議そうに見ていた