私「うわぁ。綺麗…」



ぶらぶらと食べ歩いていると
ガラス細工のお店の前で立ち止まった




太陽に照らされキラキラ輝いているガラスは沖縄の海のようで



色とりどりでどれも同じものがない
それぞれの個性が魅力を引き立ててる




優「外国との取引のお土産にいいな」




優哉君本当にゆっくりできてる?(笑)

いつも優哉君の頭の片隅には仕事のことがある



私「ふふふっ(笑)」




優「あぁ。わりぃ」




少しばつが悪そうにする優哉君

そういうのすっごく尊敬してるのに



私「疲れちゃいませんか?
そんなに毎日グループのことばかり。」




優「まぁおれはコネ入社みたいなもんだし
そんなこと言える立場じゃないだろ」




私には想像もできないプレッシャー



期待に応えないといけないという義務感



優哉君は一体何歳からその重荷を背負ってきたのだろう




〝お前といれば辛い時間も忘れられる〟


そんな存在になりたかったけど

その存在は私なんかじゃなかった