もちろん私だってその気持ちがあった。



婚約当初はね…?。




いつからかその気持ちをどこかに置きっぱなしにしてきてる。




隣の部屋から聞こえてきた

夏妃さんとの楽しそうな会話。

リップ音。

行為中の声。





全てが私の心をめちゃくちゃにした。




夏妃さんは足を引っ掛け踏んだことを謝罪してくれたけど、


私が嫌だったのはそんなことじゃない

故意でされたことより



貴方達が無意識のうちにやっていたことの方が

辛かった。