京パパ「昨日のパーティーで疲れてるだろう?」



私「少しだけ…笑」


ほんとはどっと疲れが溜まってるけど、

そんなことを言えるような相手じゃない


京パパ「招待客は志保ちゃんの話で持ちきりだったよ。知的で素敵な女性が来たって」



私「そんなことはないです」



嘘でも嬉しいけど、

まだまだ、私に足りないことは沢山ある




京パパ「でも、」




私(でも?…)




あとの言葉になにが来るか

心が縮こまった




京パパ「志保ちゃんは召使いじゃない。」




私「え?」




京パパ「自分を見失わないで欲しいんだ。

志保ちゃんにしかできないことがあるもんだから。」




私「……自分。」




京パパ「我慢ばっかりするのは体にも毒だからな(笑)」



真剣な顔から一気にいつもの笑顔に戻り
私もなんとか笑顔を作った



京パパ「じゃあ、あのうるさい奴ら呼ぶか」



京輔君パパが言いたかったことが

わかるようでわからないままドアが開けられた




一昨日、昨日とやったことは召使いでもできること。

私がやるようなことじゃないってこと…?




私がやってることは東條グループの品格、

そしてレベルを下げてるということなのだろうか…