大戦歌ー地球の黒歴史ー(小恋歌Ⅱ) 聖書外典


#僕#

 未来から
 僕を救いに
 君が来た
 顔がコロコロ
 変わる人見た

 その時の
 僕は薬で
 制限を
 その状態で
 話せなかった

 ***私***

 何よそれ
 私は何も
 知らないわ
 私に何も
 言わないなんて

 あなたなら
 愛せる自信
 あったのに
 小さな事に
 こだわる男

 #僕#

 予備校で
 気分が悪い
 先生が
「毒ガスが出た?」
 全てを悟った

 変人に
 仕立てあげる
 罠なのに
 僕が言う前
『毒ガスが出た?』


 予備校は
 これで辞めたぜ
 君ともう
 会えないけれど
 僕には使命が

 #僕#

 一年前
 高校生の
 時だった
 救世主に
 指名されたの

 世紀末
 救世主に
 この僕が
 大地母神から
 聖神パシー

『救世主』
 いい話には
 裏がある
 知っていたなら
 ふざけるな言う


 この時は
 わけがわからず
「一年後」
 そうわめいて
 全てから逃げた

『一年後』
 と、言った締切
 迫る中
 ある一言が
 きっかけとなる
#僕#

 首相が
 内閣改造
 一月もせず
 皇太子妃
 決まった報せ

 皇太子妃
 親が外務事務次官
 出世のために
 娘を売ったな?

 この事を
 口にした後
 外国の
 雑誌の記事に
 そのまま載ってた

 
 おかしいぞ
 僕と世界の
 関係が
『救世主に』
 半信半疑



 #僕#

 天上の
   (彼女)
 君と別の女性の
 そっくりな
 女神の喧嘩
 僕が仲裁

 正確に言えば
 喧嘩の仲直り
 僕等の恋が
 ヒントになった

 上と下
 相似している
 下界での
 起こった事は
 上でも起こる


 この僕の
 体の中の
 魂が
 大地母神の
 曾孫も一因

 救世主
 選ばれたわけ
 表向き
 これなんだけど
 裏はまだある
#僕#

 救世主
 指名されたは
 いいけれど
 何もしてない
「クーデター起こそう」

 部屋の中
 盗聴器が
 有る気配
「目先の利く奴
 細川さんへ」

 黒服の
 ヤバイ連中
 このあとに
 ウロウロしてる
 話は通じた?
##僕##

  正直に
  言って未来は
  見えてない
  でも三年後なら
  可能性ある

  そう思って
  コイン一枚
  チャリーン
  細川さんに
  賭けてみたんだ

  バタバタと
  選挙が済んで
  3ヶ月で
  政権交代
  細川首相に

  予想より
  三年近く
  早かった
  無血クーデター
  金貨ジャラジャラ

  
#僕#

 コンビニに
 漫画を買いに
 出かけたら
 チョット不思議な
 体験をした

 バス停で
 ピカッと光った
 放射能
 浴びた感じで
 すぐにわかった


 反対の
 駅行きバスに
 乗った僕
 一目君見て
 死にたい、思った

 僕以外
 みんな死んでる
 乗客の
 幽霊列車
 初めて乗った

#僕#

 玄関で
 君の親御に
 取次ぎを
 頼んだけれど
「会いたくない」と

 ***私***

 あなたには
 寝起きの顔を
 見せられん
 女心と
 思って許して

 #僕#

 仕方なく
 君の家から
 立ち去って
 僕の家から
 電話をかけた

 放射能
 浴びた身体で
 母親に
「最期だから、と
 伝えて下さい」


「さよなら」と
 ガチャンと電話
 切った君
 幕切れなんて
 あっけないものだ

 最期って
 その最後じゃ…
 最後まで
 誤解で終わった
 恋だったなあ…