もう、好きな奴なんていらねぇって思ってた。けど、可憐を好きになった…。可憐はだいぶ不良だ。口わりぃし、校則破りまくってる。
優太には、俺と似てる。って言われた。


「麗っ!」
優太が呼んだ。
「あ?」
「可憐ちゃん、いるぞ。」

まじだ…。
「橋口ー!お前、化粧濃すぎだ。」
「うるせんだよ!」
相変わらず口わりぃ…。どこを好きになったんだろ?性格が良さそうに見えたんだよなー。

「何だ?」
「黙れっつってんだよ!聞こえねぇのか?」
可憐はそれだけ言うと、連れとどこかに行った。

「こえー笑」
優太が笑いながら言った。
「優太には叶わねぇよ。」
「んなわけねーだろ?」
「お前は怖い!」
「麗に言われたくねぇよ。」
「あそ。」

「藤岡っ!」
「出た…。ゆざわ…だったっけ?」
「藤岡、あたしと付き合ってよ」
「は?無理。」
「何で?」
「好きじゃねぇから。」
「好きにさせる!」
「絶対ならねー。」
「ひどいよ〜!知らないもんねっ」
どこかに行ってしまった。

「あいつ…性格悪そー」
優太が言った。
「だろ?絶対わりぃし笑
あんな猫みたいな声しやがって…」