変わり果てた可憐。
ルックスとかは変わってない。
変わったのは、化粧。
確かに可愛いんだけど、濃くなった。まじ可愛いんだけど、濃い。

「麗クン何でいんのぉ?」
「俺に着いて来てくれない?」
「うん…?」
不思議そうな顔をする、可憐の手を引いてバーを出た。

近くの公園に寄った。

「れ〜い?」
「酔いさめねーの?」
「えー?」
だめだ…。飲み過ぎてる。

俺は耐えきれなくなって、可憐を抱きしめた。

「…麗?」
酔いが覚めたみたいだ。
「可憐…。会いたかった」
「…どういうこと?」
俺は可憐を離した。
「学校来ねーし、何やってんのかと思ったら、ナイトバーかよ。」
「…だって、学校行けない。」
「何で?」
「光希たちに会えない。」
「会えないワケねーだろ?
心配してんだよ?」
「…わかったよ。でも今日は遊ぶ。」
「何で?」
「ナイトバー卒業式ってやつ?」
「何それ?(笑)」
「さあ?(笑)」

可憐やっぱ大好き。

光希とか関係ない。俺は俺なりに頑張る。