最近、可憐が学校に来てない。
どうやら、夜荒れてるらしい。
何があったのかしらないけど、光希も何も教えてくれない。可憐とまだ喧嘩してんのかよ(笑)
女ってわかんねー。


「麗くんっ。」
ほぼ日課になりつつある、昼休みの光希が教室に来る。
他の奴らから見たら、恋人?に見えるらしい。
全くそんなんじゃねーし、友達。
光希からは何度も、告られてきた。
でもやっぱ、可憐が好きで。
噂で彼氏がいんのは、聞いてた。
好きって気持ち、やめらんねーんだよな(笑)
彼氏いるとか、まじ関係ねー。好きだから、仕方ないんじゃん?


「なー、光希。」
「何?」
「可憐、まじ何やってんの?」
「また可憐?もう、来ないってば。」
「お前も、意地張りすぎ(笑)いい加減、やめろ。」
「だって…心配してるよ?電話も出てくれないんだもん。今の可憐の生活は、昼と夜が逆転してるし…。」
「…会いたい。」
あ…やべ。本音出た。
「会いに行きなよ!」
「会えるわけないじゃん?」
「分かんないよ。愛の力あれば、会えるんじゃない?」
「世の中甘くねーよ?」