「ふぁ〜!」
デカイあくび…。
鏡で化粧チェックする。

携帯が机の上で震えてる。
『信じれねぇ?』
また瞬からメール。
もういいっつーの。
打とうと思ったけど、携帯を閉じた。

「…ふぅ」
何かもう死にたい気分。



「ねー、可憐?聞いてる?」
「あ、ごめん。」
「何かあったの?」
愛美が心配そうな顔で聞いてくる。
「え?」
「元気ないしさ、悩んでるみたいだよ?」
「別に、何もないけど?」
「嘘でしょ。」
「今は、話したくねぇんだよ。」
「怒ってる?」
あたしは怒った時だけ男の口調になってしまう。いつも男っぽいけど(笑)本性出ちゃう感じ?

「…怒ってねぇ。」
「怒ってんでしょ?話してよ。何があったの?」
「…るせぇな。」
「え?」
「うるせぇっつってんだろ?何もねぇってんだから、いちいち首つっこむな!」
「首つっこむよ?何でも話してほしいよ。」
「無理矢理言わなきゃなんねんだよ?でしゃばってんじゃねーよ!!」
クラス中がしーんとなった。

「愛美…、可憐。その辺でやめよ?」
光希が止めようとした。