そのあとはずっと、さっきの電話が気になって瞬の話なんて聞いてなかった。


「はぁ…。」
部屋に入り、思わず出たため息。
光希が言ってたのまじかも…。浮気してるのかも。


『心配すんなよ。
マジ俺はお前だけだから』
瞬からのメール。今はこんなこと言われても、嬉しくない。

『ごめん、信用できない』
こんなメール打ってたし。
あたしは打ってた文字を消し、ベッドに寝転んだ。
瞬、信じなきゃなんないんだよな〜。疑っちゃ、だめなんだけど…。
今の状況で信じろとか、言われてもなー。絶対無理。


「しんど…。」
熱かも?まぁ、いいか。

あたしは学校にいった。

「可憐☆」
「光希、おはちん笑」
「やっぱ麗くん、大好きだ〜!」
「声デカイ。」
「やばっ!」
とか焦ってる、光希は可愛い。それに比べて、あたしはガンガンに教室で化粧して…。あぐらとかかいて…。色気なさすぎ。

「あれ、愛美は?」
「愛しの和人んとこ」
「なるほど♪麗くんとこ行こっかなー」
「行ってこれば?話してきなよ。」
「行ってくるよ。」
「うん。」