「紅!っはよーう!」

「紅おはよ、」

俺のイヤホンをもぎ取って馬鹿でかい声で声かけてきたのは佐藤 京哉(サトウ キョウスケ)。
「とにかくうるさいやつでまさに神出鬼没。どこにでも現れて少々うざったいが、まぁ、まぁまぁまあ、いい奴…?」

「おいおいおいおい!紅ちゃぁ〜ん?聞こえてんぞ〜?」

「聞こえるように言ってんだよ、馬鹿」

「尚更ひでぇ…!」

「まぁ間違ってないしね、キョウはテンションが高すぎるんだよ。ね、紅?」