結局私はメガネを掛けて少しでも目が死んでないようになると願った。


うまく笑えないのはマスクをすることで隠した。


だからメイクなんてしなくても多分大丈夫。


髪は適当に縛って


ほら、高校生だよ私。


「結乃ー制服見つけたわよー」


丁度よくお母さんが制服を渡してくれてあとは着替えるだけだ。



あれ、制服ってこんなにスカート短いんだ。

まぁ採寸の時の身長は142cmで今は150cmぴったしだしこんなもんか。


自分が通ってる学校の制服って結構可愛いんだね、こんな私には似合わないけど。


時計に目をやると、時刻は10時をさしていた。

まぁいい感じの時刻かな。

鞄の中身はスマホと財布のみ、あと趣味のギターを添えて。


「お母さん、行ってきます」