その音と表情の差に私は目を離せなかった。 で、お母さんに声をかけられた時には沢山の時間が流れていた。 なんと七時だったのだ。 驚愕した。 あり得ない。 恐る恐るカバンを覗く。 そこにはまだ取り出されてもいない宿題という魔物が静かに鎮座していた。 「はぁ……」 もう一度時計を見る。 でも何回見てもいまは十時。