「凄いよね。新田(あらた)くん」

「うん」

「でもなんでだろ?特進クラスはお昼の放送免除のはずなのに?」

「うん」

「うんうんって、本当に聞いてる?」

パンっ!

目の前で手を叩かれて強制的に現実世界へと引き戻される。

「三咲?いま私が何話してたか答えられる?」

「分かりません……」

「別にいいけどさ?昨日のバグり方は終わったんじゃなかったの?」