「なるほど、生きる意味を探しに海に遠出したい……か。ああ、いいよ。ただし、旅行は長くても一週間だ。それと赤羽くん、くれぐれも無理はしないこと。体調が悪くなったら、すぐに帰ってきてね。君達も、万が一の時は、彼をよろしくね?」


俺が海に行きたいというと、
そう言って、先生は困ったように笑った。


「……ありがとうございます!!」

俺は、心の底から安心したようにそう言った。

「「……はい、もちろんです!」」

「「あったりめェよ!!」」



空我達四人は、声を揃えて先生に頷いてくれた。