0本 中学一年の春、君に出会った。神様なんていないと思ってた。でも、君は出会ったその日から、紛れもなく、俺の神様だったんだ。




1本 探しに行こう、――生きる意味を。俺は多分、そう言って、俺の嘘にも気づかないで、綺麗に笑ってくれた君を、永遠に忘れない。




2本 あいつらとなら、必ず見つかる気がするから。電話で美弥香に言ったその言葉だけは、確かに本心だったんだ。



3本世界は理不尽すぎるから、生きる意味を本気で見つけたかった。本気で、一緒に見つけたいと思っていたんだ。たとえ俺だけ、生きた意味を見つけるのが目的でも。



4本五人で、一緒に見つけたかった。空我も俺も、誰も欠けちゃダメだと思ったんだ。でも、そんなの無理だったな。好きだったよ……ごめんな……。




5本もし生きた意味を見つけることができたら、来なかったあの日と同じ景色を見ようって、空我達の真似をして花火をしようって、美弥香と約束したんだ。笑えるだろ?