励ましの言葉なんて、それしか思いつかなかった。


「……ほんとに?」

「……ああ、本当だよ」


涙に濡れた顔をした空我の頭をもう一度撫でて、俺は空我を安心させるかのように、穏やかに微笑んだ。

――分からせてやるよ、絶対に。

真っ青な空よりも青い髪をした空我を見て、俺はそう思った。


決意したんだ、こいつを絶対に救ってやるって。
死ぬ時は、絶対に一緒に笑って死のうって。


そんなことができるハズもないとも知らずに。


……できることなら、ずっとずっとそばにいたかった。