――余命宣告された俺には、夢も希望もない。 その二つを、これから作る気もない。 そうであるからこそ、――俺は託すしかない。 親友――空我に、俺が死ぬまでに生きる希望を与えること。 今からそれが、俺の存在理由だ。 俺はあいつらのそばにはいれないから。何があっても、きっとそれは変わらないから。 ――俺は空我が、あいつら四人が俺が死んでも幸せになれるように、努力するよ。