『家族同然だった人が、急にいなくなっちゃう
って思ったら寂しくなっちゃっただけぇ』

「・・・・・・。」


『私思ったんだぁ...多分本気で好きで
この人じゃなきゃヤダ!って思えたら
仕事がどんなに楽しくてもきっと
彼をちゃんと選んでたと思う・・・』




「彼は違ったってこと?」




『うん・・・好きだったけど・・・
結局仕事を理由に逃げてたんだよ私』

「逃げてた・・・?」



『頭のどっかで、この人じゃないって
思ってたのかもしれない。
だから結婚してくれって何度言われても
仕事がしたいからって断ってたんだと思う』



「そっかぁ・・・」