「で、逃げてきたと?」
「うぅ~……」

わたしの前で腕を組み、見下ろしてくるのは同じクラスの親友 小林リン(こばやしりん)。

風になびく黒髪ロングが美しい美少女である。((ツンデレ))

「はい、現実逃避しないっ」
「むっ!」
「で、どうすんの?これから。」

…それは多分私が一番知りたいのでわ?

「まあ、昨日のことだし…もしや夢かも‼」
「え゛」

きょとんとした目をリンに向けると、思いっきり引いた目を向けられた。

「はあぁ~。鈍感娘かっ!」
「は!どこが!」

解せぬ!鈍感ではないはずだもん。バカだけど……

「いや、『俺のこと好きになって?』って言われたんでしょ?」
「うんうん」

こくこくと頷く。

「じゃあッ!それは告白でしょ!」

・・・・←思考停止中

「それはない。」
「なんで、言いきれる?」
「だって、私嫌われてるもん。多分。」
「はあ?」