帰り道を歩いていると、


「おーい!!!」


と直喜が走ってきて、肩に手を置いて


「明日だからな!午後一時から!遅れんなよ!じゃなっ!」


と、走り去っていった。


「なんでわざわざ走ってまで念をおしに………あっ!」


私は時間を良く知らなかった。


「あいつ……そんなに来て欲しいの?」



ワケわからない。

何て思いながらも、私は明日の直喜への差し入れを考えたりもしていた。