「知ってるってなにも……。」

「有名だよぉ〜。本当に知らないの?前二組で、元気で明るくカッコよかった、月島直喜君よぉ〜!」

「ほら、クラス一緒だっただろ?本当に覚えてないのか?」

「うん。覚えてなっ……うぇ〜!?なんでいるのぉ〜!!」


隣の席には直喜がいた。


「えっいや、俺も一組だしさ?いていいだろ?」

「なななな、なんで隣ぃ〜!?!?!?」

「俺、『月島』お前、『近澤』俺、出席番号34、お前、33、おーけー?」


いや、おーけー?、じゃないから!


「い〜な〜月島君の横〜。い〜な〜。」

「駄々は捏ねない。」


話していたらチャイムが鳴った。


キーンコーンカーンコーン


「やべっ!ホームルーム始まるわっ!じゃっ!!」


と、葵が教室出ると同時に私達の担任が来た。