「……ということなんだけどさ」


私は今、葵の部屋にいる。

「お前はどうしたい?」

「どうって…。私直喜のこと好きだよ?でも友達にしか考えてないし…」

「じゃあはっきりと断れば良いじゃないか。『友達としか考えられない』って!」

「でもね。なんかね……。なんというか……考えてみると月島といると楽しかったの。でも━━━」

「あぁ!もうっっ!!」


といって葵は言う。


「そういうのが恋なんじゃね?」

「え?」