僕の名前は田中優希(たなかゆうき)。年齢は15歳で中学三年生。自慢では無いが、バスケ部のキャプテンを務めている。
僕は平凡だ。そして僕の生活も平凡だ。周りのみんなは日々の生活になにかスパイスを加えようとしているが僕には全く理解不能なもの。
「はあ…今日も学校か…」
吐き足りないため息を吐き、僕は学校へ行った。

「優希先輩、今日もお疲れ様でした」
「あ、ありがとう」
ぎこちない後輩との会話を済ませ、僕は家へと帰った。