「それで、友達になるの?ならないの?」

そう言った私に、呆れたように笑いながら

「なります、あなたの友達に」

と、愛梨彩は言った。

やっと、私の心は雲ひとつない青空になった。

「よろしくね、愛梨彩」

「こちらこそ、美琴」

彼女の心の雨も止んだだろうか?