颯太side

ベッドは無事決まり、
明後日家に届くことになった

「美恋、雑貨も見てくか?」
「いいんですか!」
そのままアウトレットモールに

日曜なだけあってさすがに混んでる
家族連れが多い
小さな子供もわらわらと風船配ってるうさぎの着ぐるみの周りに集まってたりしている

ふらっと雑貨屋に2、3件入り
小さな雑貨など買っていた

「そろそろ飯にしません?」
「そうだな」
飯食うとこ探している時だった
「あ、雪兎じゃね?」
「?」
美恋が名前読んできた方を振り向くと
男3人と女2人
顔を見た美恋は顔を強ばらせた
「美恋、友達か?」
「そーなんですよ~中学の時のクラスメイトでぇ」
男が美恋の方に近づいていく
「超ナカヨシだったんですよ~」
美恋の肩に腕廻す女
距離が近くなる度美恋の顔は青ざめていく
「あれー?雪兎さん顔色悪いよ~?
あの時の事バラしたらお前の家の事この人達にも言うぞ
そしたらあんた、また1人だね」
「お前ら本当に美恋の友達か?」
「ホントっすよ~」
じっと男たちを見ると
女2人がたじたじしている
「何よ!高校入って大人とつるんでいきがっちゃって」
「あんた、私と彼氏別れさせたくせに!」
「は?美恋そんなこと出来たのか」
「そんなわけないじゃないですか
この人の彼氏が告白してきただけであたしは何もしてないです」
やば、笑いすぎて腹いてぇ
「いきがってんのはお前らだろ
本当の美恋の事も知らないで、
どうせ美恋の家の事でイジメでもしてたんだろ?くだらねー」
「なっ!」
「颯太さんっ!」
「美恋、お前はこんな奴らに怯えなくていい。堂々としてろ
次、美恋泣かせてみろ
俺は容赦しねぇからな」

美恋の肩抱いてその場を去る

「美恋さん、、」
「お前も面倒くせぇやつに絡まれんなぁ」
くしゃくしゃと美恋を頭なでてファミレスに入る