美恋は少し寂しそうに覚悟決めた顔した
確実に前に進もうとしてるんだ
「美恋」
「?」
「もうお前は肩の力抜いていいんだぞ」
優しく頭を撫でると目尻に涙ためて
はい
小さく呟いた
「美恋、お前はひとりじゃない」
「、はい」

俺の家に着いて荷物を運んで行く
「美恋、こっちだ」
空いてる部屋に美恋を連れていく
「こんな広い部屋いいんですか?」
「おう」
広いと言っても15畳ぐらいの部屋
「ベッドとか大きいのは、明日買いに行こうな」
「はい」
泣き腫らした赤い目で笑って答える
「とりあえず、今日は来客用のでもいいか?」
そう言って布団を出すと
ありがとうございますと頭を下げた
少し、1人になりたいか?、、、
「お茶入れに行ってくるから、
もしなんかあったらおいで」


お湯を沸かしながら1本タバコに火をつける
「颯太さん、お嬢さんは大丈夫ですかね」
「龍、お前はとりあえず支えてやれればいい」
換気扇に消えてく煙が美恋のように儚かった