美恋side
颯太さんにお願いします!っと
お世話になる事になった
迎えに来てくれた颯太さんの部下さんの運転で警察署を出る
「颯太さん、ありがとうございます。
あの時も新しい制服買ってくれたし、
お礼を、、」
横に座る颯太さんにそう言うと
俯き気味に少し笑って
「あ?そんなもんいらねぇよ、笑ってくれてればそれでいい」
優しく頭を撫でてくれた
「うっひゃー!颯太さんかっけぇっす!」
「うっせぇ、黙れ琥太」
くしゃっとあたしの頭を撫でる颯太さんの手は、優しく温かい
すごく落ち着く、
「とりあえず先に美恋の荷物取りに行くか、必要なもんあるだろ?」
「、お願いします」
家に入るとものすごく静か
あの男が来てから平和な日々なんて
この家には無かった
もうあの男は逮捕されいないのに
少し怖くて颯太さんにも一緒に来てもらうことにした
リビングに置いてあったママとのツーショットの写真は割られている
私が家を出る前より荒れていた
食器なども床に割れて落ちている
本や、雑貨までもが
「だいぶ荒れてんな」
「ですね、足元ガラス落ちてるんで気をつけてください」
「あぁ」
「部屋の前にいるからなんかあったら呼べよ」
颯太さんはふわっと笑って部屋の前に座った
自分の部屋は出ていった時のままだった
ベッドは乱れゴミ箱にはあたしの涙か染み込んだ破かれたシャツが数枚
あの時の恐怖を思い出してしまった
「っ、」
『あの女に似てキレイになったなぁ』
気持ち悪い、
忘れたくて頭を振るが
あの時の光景が消えない
やだ、やだやだやだ!
忘れて!忘れさせて!
机の上にあった私が大好きだったパパとママと撮った最後の写真が私の視界に入った
パパ、ママ、、、会いたいよ、
「っひっ、ぁあ、はっはぁ、」
苦しい、息が苦しい、
このまま、死ねるのかな、、
ママとパパに会えるかな、、、
こんなに苦しいのに死ねない、辛い
「おい美恋!」
颯太さんにお願いします!っと
お世話になる事になった
迎えに来てくれた颯太さんの部下さんの運転で警察署を出る
「颯太さん、ありがとうございます。
あの時も新しい制服買ってくれたし、
お礼を、、」
横に座る颯太さんにそう言うと
俯き気味に少し笑って
「あ?そんなもんいらねぇよ、笑ってくれてればそれでいい」
優しく頭を撫でてくれた
「うっひゃー!颯太さんかっけぇっす!」
「うっせぇ、黙れ琥太」
くしゃっとあたしの頭を撫でる颯太さんの手は、優しく温かい
すごく落ち着く、
「とりあえず先に美恋の荷物取りに行くか、必要なもんあるだろ?」
「、お願いします」
家に入るとものすごく静か
あの男が来てから平和な日々なんて
この家には無かった
もうあの男は逮捕されいないのに
少し怖くて颯太さんにも一緒に来てもらうことにした
リビングに置いてあったママとのツーショットの写真は割られている
私が家を出る前より荒れていた
食器なども床に割れて落ちている
本や、雑貨までもが
「だいぶ荒れてんな」
「ですね、足元ガラス落ちてるんで気をつけてください」
「あぁ」
「部屋の前にいるからなんかあったら呼べよ」
颯太さんはふわっと笑って部屋の前に座った
自分の部屋は出ていった時のままだった
ベッドは乱れゴミ箱にはあたしの涙か染み込んだ破かれたシャツが数枚
あの時の恐怖を思い出してしまった
「っ、」
『あの女に似てキレイになったなぁ』
気持ち悪い、
忘れたくて頭を振るが
あの時の光景が消えない
やだ、やだやだやだ!
忘れて!忘れさせて!
机の上にあった私が大好きだったパパとママと撮った最後の写真が私の視界に入った
パパ、ママ、、、会いたいよ、
「っひっ、ぁあ、はっはぁ、」
苦しい、息が苦しい、
このまま、死ねるのかな、、
ママとパパに会えるかな、、、
こんなに苦しいのに死ねない、辛い
「おい美恋!」