「いや〜今日のメグミは、可愛かったなぁ〜」


ここは、シュンの部屋

シュンは、天井を眺めながらメグミの笑顔を思い出していた。

「あの、しなやかな首筋、ポニーテールが揺れた姿、たまんねー」

シュンは、鼻の穴をを膨らませながら悶えていた。

(股間も膨らませていた)


「シュン君、やっぱりカッコ良かったなぁ〜」

こちらは、メグミの部屋

「でも、リエにも優しくするからなぁ〜シュン君は・・・優しいのはいいけど・・・・」


メグミは、誰にでも優しいシュンに、チョットだけヤキモキしていた。

「でも・・・タバコだけはやめて欲しいなぁ〜いや、私が、絶対に辞めさせるんだから!」


次の日

『キーン・コーン・カーン・コ〜〜ン♪コーン・カーン・キーン・コ〜〜ン♪』

微妙なチャイムの音がなり昼休みの時間になった。

シュンは、隣のクラスの引き戸を開け加藤リエをを手招きした。

リエは、シュンに気付き入り口にいるシュンに近づいた。

「何?シュン君!」

「うん・・・話しあるから放課後チョット時間空けてくれるかな?」

「・・・あーいいけど〜」

「それじゃ放課後下駄箱の横で」

(体育館の裏ではないんだなぁ〜)

「わかった!」


シュンが、立ち去った後リエのクラスメートがリエに近付き質問する。


「リエ、隣のクラスの山下君何しに来たの?」

「ねーねーリエをお呼び出し〜」

「まさかの告白タイム〜」

リエの周りが騒いでいた。

リエは、少し大きな声で皆んなに言った。

「いや、違うから、シュン、いや、山下がアタシに告白とか、あり得ないから」

〈あっ、でも、シュン君になら告白されてもいいかなぁ〜いやいや、アタシは山田君が好きなの!〉←リエの心の声

クラスメート達は、残念そうに静かになっていった。

「ハァ〜」

メグミは、ため息を大きく着いて窓の外を眺めていた。

(なんか、モヤモヤする〜)


「あ〜〜〜」

山田は、教室の天井を眺めながら、何やら唸っていた。

(リエさん、約束忘れたのかなぁ〜)



放課後
『キーン・コーン・カーン・コ〜〜ン♪コーン・カーン・キーン・コ〜〜ン♪』

シュンは、下駄箱の横でリエを待っていた、程なくしてリエは下駄箱の横に来た。

「おまたせ〜」

「あーリエさん」

「んでっ、話しって」

「うん・・・あのさ〜メグミの事なんだけど〜」

「なぁ〜んだ、シュン君が、アタシに告白するのかと思ってたのになぁ〜」

「・・・いや、その・・・」

「わかってるわよー冗談よ・・・でっ」

「うん、メグミって好きな人とか、いるのかな?リエさんなら知ってると思って」

「・・・うん、たぶん」

「たぶんか〜」

〈アンタだよアンタ!〉←リエの心の声

「うん・・・メグミは、あまり、そういう事話さないから」

「そっか、リエさんにも話さないのか」

「ねーシュン君は、メグのこと好きなの?」
「・・・・うん」

「そう・・・好きなんだ〜」

「うん・・・・」

〈あははは・・・たまんないわ〜〉←リエの心の声

「告白するの?」

「・・・その内に」

「そう、決めたら教えてね、協力するから」

〈もう、ワクワクしちゃう!〉←リエの心の声

「ありがとう、リエさん」

シュンは、リエにそう言って帰って行った。


リエは、拳を握りしめて気合いを入れていた。

「ウッシ!」



その日の夜

リエは山田に電話した。

「もしもし山田君」

「あっリエさん」

「ねぇねぇ、今日シュン君と話したら〜シュン君は、メグのこと好きなんだって!」

「・・・そっか〜やっぱり」

「でね、シュン君にメグに告白するの?と聞いてみたら」

「うんうん」

「その内ね、と言ったの、だから、山田君」
「うん、何」

「シュン君に、いつ告白するのか聞き出して」

「え〜〜聞き出すって・・・」

「いやなの?嫌ならいいよ〜あの約束は無効にするから」

「・・・いや、やるよ!リエさん、やるから〜」

「じゃ〜よろしくね」

「うん!」

〈ちょろいわね〉←リエの心の声


山田は、リエとの電話を終えて、直ぐにシュンに電話した。

「もしもし、シュン、山田だけど」

「あ〜山田か〜」

「山田か〜はないだろう」

「すまん、すまん、でっ、何の用だ」

「さっき、リエさんから聞いた」

「・・・何を?」

「シュンがメグミさんの事を好きだって」

「あーリエさん話したのか」

(まったくだなぁ〜)

「んで?」

「だから、その〜いつ告白するのかなぁ〜なんて」

「・・・ほ〜お、リエさんに聞き出してきて〜みたいに言われたな」

〈すっ鋭い〉←山田の心の声

「まぁ、その内な」

「え〜〜マジかぁ〜」

「あははは…」


シュンは、山田との電話を終えて真剣に考えていた。

「告白かぁ〜メグミの好きな人って誰だろ?でも・・・この気持ちは・・・」


シュンは決意した。
「ヨシッ!決めた!メグミに告白する!」