その日も何の変哲もないいつも通りの朝だった。

テレビを見ながら朝ごはんを食べて、支度をして家を出る。

電車に揺られて向かう先は憂鬱な高校。

現代文の授業を聞き流して窓の外を見る。

特に考えることもなくため息をつく。

ただ、いつも何かが足りないと考える。

いつの間にか授業は終わり私の1日も終わる。