「ふざけんな、」

「ふざけんな!!」

「私がカンニング?
はっ、馬鹿なんじゃないんですか?」

「そんなことしなくたって、
あんたが作るようなあんなテストなんて
こっちは満点くらい余裕ですけど?」

「先生の知識レベルの低さには
呆れてものも言えませんね!」

そう、ほんとは。
ずっと前から壊れてた。

気付かないふりをしていただけ。

壊れて壊れてぐちゃぐちゃになった心を
どうにかまとめて。
ツギハギだらけで、それとなくしていただけ。

分かりたくなかっただけ。

自分が弱いということ。
自分の心情に。
助けて、なんて言ったらダメだと言い聞かせて。

でも、違う。

私は言いたい、助けてと。