上を見上げるとオレンジに青を少し混ぜたような 秋色の空。 すぅーーーーー。 深呼吸をし、覚悟を決めた私は 勇気を出して声をかける。 『ね、ねぇ。』 「ん?」 今まで話しかけられなかったからか 少し驚いた表情をして歩いていた 足を止める橋田君。 『なんで私なの…?』