碧斗「茉莉、久しぶり」
『うん』
碧斗「なかなか連絡取れなくてごめん」
『ううん、私こそ、生徒会の皆は元気?奏多とは週に一回連絡取ってるんだけど』
碧斗「元気だよ、ねぇいつ戻ってくるの?」
『すぐには無理かな、絵を描いてる途中だから、
卒業式に戻ってこれるかどうか』
碧斗「茉莉が傍に居ないのは、正直辛い、でも、
茉莉たちの絵が必ず優秀賞を取るって信じてるから」
『ありがとう、碧斗、優秀賞を取ったら、私と・・・』
碧斗「その先は俺が言う、優秀賞を取ったら、俺と
結婚して欲しい」
『当たり前じゃん、待ってて、優秀賞を取ってくるから』
碧斗「うん、信じて待ってる」
『もう時間だ、碧斗、手を出して』
碧斗「ん?」
『これは、私と碧斗を繋ぐお守り』
碧斗「茉莉、元気でね」
『碧斗もね』
私はまた日本を経った。