季節は巡り
君と出会った季節が再び訪れる

君の仕草が移ったのか

見上げる先には

今年も変わらず
辺り一面桜色の世界


咲き乱れ

空を舞い

地に散る


広がる翠色の世界
何度となく繰り返す変化


ただ一つ変わらないのは
君への想い


変わったとすれば
より一層咲き乱れたというだけ


初めて君を見たその瞬間から
少しずつ育ったこの想い


今ではもう
散らせ方さえ分からない


ただひたすら
ひっそりと咲かし続けるだけ