「うへ~~・・。
動き回った後の風呂は格別だな。」


「ラバル様・・また怒られるのを承知で申し上げますが、

風呂というものは普通、
一番最初に王家の人間が入るべきです。

兵士達を先に入れた後では、
浴槽の湯も濁っているではありませんか。」


「カズマよ。それを言うなら、

俺達の何十倍も働いてくれた兵をどっぷりと先に休ませるのが“普通”なの。

お前は昔から見てくれを気にしすぎ。」


「・・失礼しました。」


「アハハハ!

まぁお前みたいな奴がいてくれるとバランス取れるから良いんだけどな。

父上もよくお前の父君に色々突っ込まれてたし。」


「私の家は代々頭が固いのです。」


「今日で予想以上にソプラノの街を回れたな。

明日で残りの避難所を回って、
予定より1日早く切り上げられそうだ。」


「無事に物資も届けられて、国王様もお喜びになっていることでしょう。」