「ヴィックス。お前も“独裁”なんてするつもり無いだろ?」


「勿論でございます国王!

申し訳ございませぬ。

カズマ殿は謹慎中、
本ばかりを読む生活をしてこられたので、

頭の中で変な空想がすぐ浮かんでしまうのでしょう。」




・・・駄目だ。

ヴィックスは完全にリバル様にマインドコントロールされている。


“次期国王”
“側近中の側近”
“僕の右腕にふさわしい”


ラバル様がお亡くなりになった直後から、

必要以上の甘い餌を与えられ、

今のヴィックスはただの“YESマン”になってしまった・・・。