「リバル様。
仰ることは良く分かります。

しかし武器を奪うという事は、

民達にクーデターを起こさせないという事ではありませんか?

これでは万が一我らが誤った道に走ってしまっても、民達は抗う術を持てなくなります。」



「・・カズマ・・・・考えすぎだよ。

僕はそんなつもり全くないし、

“誤った道”なんて事にならないよう、お前達側近の意見もちゃんと聞き入れる。」


「・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・。」



“申し訳ないが信用できない”
と言いかけた時、

先代の・・・ラバル様のお顔が私の頭の中に浮かぶ。



【リバルを信じろ】


息を引き取る最期に・・・。


かすれた声で私の耳元で囁かれた最期のお言葉・・。


・・・・・・・・・・・・


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