「・・・お待ちくださいリバル様!!」
思っていた以上に大きな声が出てしまったので慌てて口元を抑える。
しかし、それぐらい声を大にしてしまうほどの恐怖を私は感じていた。
「カズマ・・・なに?」
「・・正気でございますか?
・・ヴィックス殿!!
なぜ賛同する!?」
「カズマ殿・・また謹慎したいのですか?
リバル国王の仰ることは最もな事。
反対する要素がありません。」
「・・・いい加減・・・
リバル様の機嫌取りはやめろ!!
そんなにも地位が欲しいのか!?」
「なに!?」
「各都市から武具を奪う・・?
それを王宮が管理する・・?
そんな事をしたら王家が力を持ちすぎてしまう事が何故分からない!?」
「ハッハッハッ!
カズマ殿、何を言い出すかと思ったらこれは面白い。
見ろ、リバル国王がお困りではないか?」
「・・・・・ヴィックス・・まぁ待て。
カズマ続けろ。
言いたいことがあるなら全部言え。」