「俺が温めてあげる。俺に全部みせてくれるでしょ?」


あの花火大会の日から、


「大丈夫、怖くないから」


海さんに飛び込む覚悟は出来てる。






「んっ!」


家の扉を開けてもらって中に入るとすぐに唇には優しいキス。


「海さんが、濡れちゃう!」

私はキスの合間に叫ぶ。
だって海さんが濡れている私にぴったりくっついてるから。


「どうせすぐ脱ぐ」

私の意見はサラリと流されて、着せてもらった海さんのジャケットが床にパサリと落とされた。