「お前、俺に対しての態度、冷たすぎない?」

海さんは眉を下げて笑いながら返す。

「気のせいじゃね?」

いや、気のせいではないくらい、敵対心剥き出しですけど。


「まぁ良いや。席に着いて、椿が終わるのを待ってるよ」

「え!!?」

洸君の態度に呆れていたら海さんが爆弾を投げてきた。


終わるまではあと十分。

でも十分、海さんがいる空間で働くの!!?


スカート丈より、ムリ!!!


「椿、俺、お客様だよ?席まで案内してよ」

えぇえ!!?

にこやかに微笑み続ける海さんに益々テンパる私。


「俺が案内す「神島くーん!ちょっとヘルプー!」

洸君が言おうとしたところに、店の奥から店長が助けを求める声。