「明日帰ったら、椿を襲って良い？」

可愛すぎる海さんに胸がキュンキュンしていたところに、海さんは首を傾げながらまさかの台詞が飛び出てきて。
ぶっ！っと動揺しまくった私は吹き出す。

「まだ傷口は完全に閉じてませんし、絶対安静の身ですけど！？」

「残念」

そう口にしながらも海さんはずっと笑顔。


彼の笑顔をまた見られて良かった。

神様本当にありがとうございます。

私のお願いを聞いていただいて感謝しかございません。


「明日、二人で家に帰ろう」

「はい」


私は彼と歳を取り、喜びも悲しみも分かち合い、彼とこれからの長い人生を共に生きていきます。





End.