「羽田颯希くん…?んー?」

こんなカッコいい人だったら、覚えてないわけないもんね。


「ごめんなさい…お、覚えてないです…」


そう言った瞬間、羽田くんの目がぎらついた。


怖っ!待ってすっごく怖いよ!?


冷や汗が出てきて、目の前がぼやけてきた。


「羽田!花音のこと泣かさないでよ!あたしの友達なんだから!」


「そーだよ!!だから、そんなに睨まないで!」


2人の言葉を聞いて涙が余計に出てきちゃうよ…。


「うぅ〜…」


「「え!?花音!?」」


「ごめっ、感動、しちゃ、って…」


そんなあたしを見て2人は爆笑しだした。


なんで2人が笑ってるのか分からなかったけど、私も一緒になって笑っていた。