「いや、うん。お前ら、俺がいること忘れてるだろ。」


「「「あ…」」」


今3人めっちゃハモった!ちょっと嬉しいなぁ!


にやにやしてたら、呆れた顔をした羽田くんが1歩近づいてきた。


んん??あれ?近くない?


皆さん、速報です。羽田くんの顔が真横にあります。

近いよね!?


すぐ近くにいるって意識したら、顔が熱くなってきたじゃん!


だから、少し遠ざけようとして、大股1歩横にずれようとした。


その瞬間に、思いっきり腕を引かれた。


「うわっ!」


私が言葉を発したときには、羽田くん腕の中にいた。


「え…?」



ただいま、仲居花音、思考停止致しました。


そんな様子の私を気にせず、羽田くんは耳元で囁いた。


『すぐに思い出させるから。覚悟しとけよ。』