[次の方、出番ですよ。]
「は、はい!」
き、来たーーーー!!
ゴクリッ
[さて、告白大会もいよいよ終わりに近づいてまいりました!最後の参加者・瀬戸海愛さん!]
«わぁぁぁぁぁ»
す、すごい歓声。あ、隼斗くん…
めっちゃびっくりしてる。
そうだよね、私が出てるんだもん
びっくりするよね。
隼斗くん、今以上に今から話すこと
聞いたらびっくりするより驚くかもね
ちゃんと、聞いて気持ち教えて。
はー。うん!よし!
「えーっと、瀬戸海愛です。今日はこの場を借りて気持ちを伝えたいひとがいます。その人は私をたくさん助けてくれてそばにいてくれた人です。わたしは彼のおかげでたくさん救われました。わたしにとって彼は、恩人です。わたしはこれからも彼と一緒にいたい。その気持ちを伝えたくてこの場に立ちました。その彼とは…遠野隼斗くんです。」
«わぁぁぁぁ、遠野!?»
«まじかよ、遠野モテモテだな»
«なんて答えるのかな、遠野くん»
«早く聞きたーい»
歓声に巻き込まれちゃダメ。
好きって、伝えるんだ。
「遠野隼斗くん、わたしは貴方のことが好きです。この気持ちに気づいたのはさいきんだけど、でもきっと出会った日から気付かぬうちに惹かれていたんだと思います。改めて、言います。好きです!付き合ってください…っ。」
い、えた。…言えたよ彩音ちゃんっ
頑張ったよ、頑張ったよ…ね?
怖いよ、なんて言われるんだろ…
『っまじか。最高のプレゼントじゃん彩音(ボソッ)』
いま、なんか言ったような?
『海愛!俺、出会う前から海愛のこと知ってた。ずっと気になってた。俺も好きだよ、海愛。俺はお前の恩人…じゃあ海愛は俺の大切な人だなっ。俺でよければ、よろしくお願いします!』
«きゃぁぁぁぁぁ»
«おめでとーーーー!»
«お幸せにー!!!»
そんな歓声が体育館に響いた。
「隼斗くん、ほんと?グスッ」
『嘘なんかつかねぇよ』
「わたしのこと、好き…なの?」
『おう、好きだ。』
「どれくらい…?」
『これくらい。』
そう言って、触れるくらいのキスをした。
«きゃぁぁぁぁぁ!»
こうして、文化祭は終わりを告げた。
『なぁ、海愛』
「な、なぁに?」
恥ずかしくて顔みれないよー!
『カレカノになったんだし呼び捨てしてよ』
「え?!」
『隼斗ってさ』
「っ///// …は、隼斗」
『っ!思ったよりインパクトやべぇ』
そう言って、隼斗は照れた。
『海愛、これから先も一緒にいような。』
「うん!!」
いつまでもいつまでも
キミと一緒に"人生"を歩んでいきたい。
そう、思った。
END
こんにちは、天夜☆*。です。
この度は、「【短】透明なわたしとカラフルなキミ。」を読んで下さりありがとうございます!
この作品で三作品目になります(❁´ω`❁)
わたし、思うんですよ。
いつも恋愛小説書いてて、
主人公になりたいーって気持ちになるんです…笑
みなさんも、たまに思ったりしませんか??
改めまして、これからも
皆さんが読みたくなるような沢山の作品を
書けるよう努めようと思ってます。
どうかこれからも天夜☆*。をよろしくお願いします!