「でね、」
「よお、さっきぶり。」





え..........、?



私、この声知ってる。


っていうか、さっきまで保健室で聞いてた_____。


「う、え、あ、えっと」


流石に2度目の至近距離は想定外だ。


私今日で死んじゃうのかな、、、?


「ほら、颯。このこ困ってるよ、、?」


「え、あ、いや....。」


困ってるわけじゃ、ない。


ただただびっくりしてるだけで。


私は前に座ってる朱里に目で助けを訴える。


でも朱里は知らない、とでも言うように肩をすくめる。


うう、裏切り者め...。


「颯、この子達、俺にも紹介しろよ~」


「ん?あぁ、俺の隣が夏目?さんで、えっと...」


日向先輩は朱里のほうを見ると、わからないと言った


「あ!!夏目さんって、あの?え、演劇部の?」


「あ、私演劇部です...。」


西先輩に知られてるのか、、少し驚きかも。


「ってことはもしかして、寺橋さん??」


どうやら西先輩は、朱里のことも知っているらしい。