保健室の先生が常駐してないってどういうことよ!



とりあえず私は保健室にいつも飲んでる薬と同じものを発見して飲んだ。




「(...これで収まってくれたらいいな...)」



私が保健室を出ようとすると、保健室の奥から“いってえ”と小さく唸る声が聞こえた。



保健室に誰もいないと思っていた私は1度開けた扉を閉めて恐る恐る声のする方に歩み寄ってみる。



その音が確実に人影であることを確認した私はああ、と逆に小さな声が出てしまう。



誰か寝てたのか。



ほんとに気付かなかったな。




「....ってえ」
「え.......」



ベッドの周りを囲むカーテンが開けられて、
目の前に広がった光景は、




私の頭の中にずっと、存在し続けてた“日向先輩”だった