ユシア「あとすこし...」

ブンッとギロチンをふると扉は破けるようにして壊れた。

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イリヤside

イリヤ「.......」
拓哉「.....」
萌奈「ヒックヒック...」
優馬「...」
美羅「...あ。」

美羅が何かがわかったような顔をしてこちらを向いた。

優馬「どうした美羅。」
美羅「お、お兄ちゃん大きな音がする...
金属音みたいな...」
イリヤ「ルール違反でもいたんじゃねえか」
拓哉「どういうことだ？」
イリヤ「扉を叩いて壊しているんだろう。」
拓哉「なるほどな。」
優馬「なんにせよ俺らはセーフって訳か。」

妙な落ち着きようを払いながら少しばかりの緊張感がよみとれる。
優馬は場を安心させようとしている。
それによりこのチームがある程度和んでいる訳だ。

イリヤ「美羅」
美羅「...？」
イリヤ「次行きたい教室を選びな。」
美羅「えっ？！」
優馬「うん。選んでいいよ。」

美羅は突然大役を任され混乱しているようだ。けど、美羅は少しばかり耳がいいようだ。
だから、なにか手がかりを掴んで
ユシア達との衝突を免れることができるのではないかと思った。