キンコンカンコン キンコンカンコン

イザベラ「みなさん、お時間になりました。部屋に隠れることはできましたか?
ぜひ、この恐怖とスリルを満喫してくださいね!それでは殺戮タイムに入ります。
息を殺して待ち望んでいてください。」

滑るように日本語ペラペラと話すと放送をきりイザベラは軽やかに後ろを向いた。
そして笑顔で言った

イザベラ「行こっ!みんなっ!」


--------------------

ここはどこだろうか。
この建物の構造は難しくてよく分からない。
とりあえず放送室からあまり遠くない
部屋に入ることにした。

ユシア「ディアス寝かせてきたけど怒らないかな?」
イザベラ「カインもいるし大丈夫でしょ。」

そっかと言うように私は頷き目の前にある部屋を指さした。

ユシア「ここにしよ。」
ライラ「ああ。」
イザベラ「オッケイ!」

戸を引こうとすると、

...?

ガタンッ ガタンッ
開かない...鍵がしまっているのか...

(さっそくルール違反か...)

ユシア「鍵しまってるからぶち壊そ。」
イザベラ「私、銃だから無理。」
ライラ「俺は、壊せる。」
ユシア「じゃあ壊すよ!」

私とライラはギロチンと鎌を大きく振りかぶり扉へと衝突させた。
多少は傷つくがこれは厄介だ。
数回振り下ろす動きを繰り返した。
大きな音が響く度中にいるヤツらが
叫び声をあげている。