仕事の話はそこそこに、三浦専務は、私たちの関係が気になったのか、根掘り葉掘り色々聞いてくる。
でも、私も光も、嫌な顔ひとつしないで話していく。
楽しむ三人に対し、1人、不機嫌になっているのは、笠原社長。
「笠原社長どうかしたのかね?」
三浦専務の言葉に、笑顔を浮かべた社長。
「いいえ、本当に昔から仲が良いんだなと思っただけです。そんなに好きな近藤さんと仕事が出来るなんて、本当に、良かったな、有坂さん」
そう言って、笑顔の筈なのに、目が笑っていないと気づいた私は、笑顔が少しひきつる。
変な空気を残したまま、食事会はお開きになった。
三浦専務は自宅へと帰り、光は仕事が残っているため帰社することに。
「じゃあ、また、明日」
「うん、また、明日。仕事、無理しないでね」
そう言った私の頭を優しく撫でた光は、意味深な笑みを社長にし、その場を去っていった。
「…社長、何か怒ってますか?」
車の中、変な空気が消えないまま、社長の態度は明らかに怒っているし、私は何故なのか、その理由を知りたくて、問いかけた。
「…近藤って言うやつと、本当に、仲が良いんだな」
「…親友ですから」
「親友ね…向こうはそうは思ってないだろ?」
「え?」
なぜそんなことを言うのか、さっぱりわからない。
「光は私にとって親友だし、光だって、光にとっては、親友だって、昔も今も、ずっと言ってます。社長は光が嫌いですか?」
少しイラつきながら、問いかけた。
でも、私も光も、嫌な顔ひとつしないで話していく。
楽しむ三人に対し、1人、不機嫌になっているのは、笠原社長。
「笠原社長どうかしたのかね?」
三浦専務の言葉に、笑顔を浮かべた社長。
「いいえ、本当に昔から仲が良いんだなと思っただけです。そんなに好きな近藤さんと仕事が出来るなんて、本当に、良かったな、有坂さん」
そう言って、笑顔の筈なのに、目が笑っていないと気づいた私は、笑顔が少しひきつる。
変な空気を残したまま、食事会はお開きになった。
三浦専務は自宅へと帰り、光は仕事が残っているため帰社することに。
「じゃあ、また、明日」
「うん、また、明日。仕事、無理しないでね」
そう言った私の頭を優しく撫でた光は、意味深な笑みを社長にし、その場を去っていった。
「…社長、何か怒ってますか?」
車の中、変な空気が消えないまま、社長の態度は明らかに怒っているし、私は何故なのか、その理由を知りたくて、問いかけた。
「…近藤って言うやつと、本当に、仲が良いんだな」
「…親友ですから」
「親友ね…向こうはそうは思ってないだろ?」
「え?」
なぜそんなことを言うのか、さっぱりわからない。
「光は私にとって親友だし、光だって、光にとっては、親友だって、昔も今も、ずっと言ってます。社長は光が嫌いですか?」
少しイラつきながら、問いかけた。